「楽しいカイゴの理由」 Vol.02-1 デイサービスセンター「すずらん」 生活相談員 大森さん

「デイサービスセンター すずらん」生活相談員 大森さん(以下大森)敬称略
インタビューアー 株式会社ケアスタッフ 代表取締役 小川潤也 以下小川
デイサービスの生活相談員の大森さんに話を伺いました。介護と向き合う姿勢の原点は家族にあると感じました。大森さんはまさに元気ハツラツという言葉がぴったりの方でした。

【まずはGood&New プライベート編】

小川)よろしくお願いします。
大森)はい。お願いします。

小川)大森さんはこちらのデイサービスの相談員になって何年目でいらっしゃいますか?
大森)1年半経ちました。

小川)1年半ですか、だいぶ慣れてきましたか?
大森)はい、やっとですが。

小川)そうですか。それではさっそくの質問ですが、ここ最近の中で、仕事上でもプライベートでもよいので、良かったことや新しい発見などがあれば教えていただけますか。
大森)良かったことはプライベートだと、自分の祖母の介護度が下がったということと、アルビレックスの順位があがったということですね。

小川)サッカーファンですか?
大森)はい、すごく好きなんです。

小川)おばあ様はご自宅にいらっしゃるんですか?
大森)自宅でずっと見てます。

小川)そうですか。大森さんと御家族でですか?
大森)みんなで交互にですね。介護度4で、ちょっとワイルドなおばあちゃんなんですけど、みんなで連携してできた結果かなあなんて思っています。一時期入院した際に寝たきりになってしまいましたが、その後、デイサービスの方と私たち家族がみんなで足の訓練などを家でもやったりしていたら自分で歩けるようになりました。

小川)すばらしいですね。
大森)そうなんですよ。このままだめかと思っていました。もう年齢も93歳なので。

小川)93歳でも自分で歩けるまでに回復なさったのですか?
大森)はい。

小川)それはすごいですね。
大森)とても嬉しかったです。

小川)介護が始まって何年くらいですか?
大森)85歳くらいからずっとなので、8年くらいですかね。

小川)それで段々歩けなくなっていったのがまた歩けるようになったのですか?すごいですね。
大森)そうなんです。

【Good&New 仕事編】

小川)そうですか。ありがとうございました。他に、仕事面ではどうですか?
大森)仕事では、この1年半の中でいろんな出会いと別れがあったんですけれど、やっぱりご家族様と信頼関係ができてきたかなと感じるときがうれしいですね。

小川)ご利用者様のご家族の方と信頼関係ができてきたと感じる場面は、例えばどんな時に実感しますか?
大森)例えば入院でご利用が中断してしまった後に、ご家族からまたお願いしたいとお電話をいただいた時や、ささいなことや「あなたテレビ出てたよね」というような話題でお電話をいただいたりするときになかなかないことだなと感じます。
以前は接客業をしていたんですが、その時でもお客様の方から何かっていうのは無かったので、本当にこれは私や他の職員がご利用者様だけではなく、そのご家族とも信頼関係を築いてきた結果なのかなと思います。

小川)それは嬉しいですね
大森)はい。私が県外にサッカーを見に行ったときに、ニュースに映ったら、「大森さん出てたよ。元気そうね」とお電話をいただいてうれしかったですね。

【介護職を目指したきっかけ その1】

 

小川)ほんとにいいことですね。ありがとうございます。それと今大森さんは生活相談員として働いていらっしゃいますが、介護職になろうと思ったきっかけは何だったのですか?
大森)私は福祉系の大学出身ですが、最初は精神保健福祉といって介護系ではない分野を目指していました。その後、大学卒業と同時に結婚して、新潟にきたんですけど。

小川)そうなんですか。もともと新潟出身ではなくて?
大森)はい。長野なんです。

小川)そうですか。
大森)はい。そうなんですが、新潟に来て1年目くらいで自分の祖母に癌が見つかって。進行が早かったので、半年くらいで亡くなってしまいました。その時に、学校でも介護は勉強してきたのに、それを自分の家族のために生かせなかったのがすごくつらくて。もっとやれたことがあったかもとか、せっかく勉強して知識をつけたのに、それをまったく活かせなかったとか考えて。何もできずに遠くにいる間に亡くなってしまったので、おばあちゃんの代わりというわけではないんですけど、こうしてあげたいなっていう気持ちがあったのに尽くせなかった分を、誰かのために何かしてあげたいなって気持ちで向かったのが介護の現場でした。

小川)新潟に来られてすぐは、介護職以外の仕事をしてらっしゃったのですか?
大森)はい。接客業をしていました。せっかく接客業をしてたので、やっぱり人と関わる仕事がしたいなんてこともありましたし、エゴではないんですけど、誰かのために何かをするっていう、そういう自分の気持ちを大事にしたいし、せっかくおばあちゃんが行かせてくれた大学でもあったので、恩返しがしたいという気持ちもありました。でも、正直いうと介護は私の中で、敷居が高いというか、人と触れ合う機会が多い分、少し怖いという気持ちもありました。でも、やっぱり利用者さんたちと触れあっていく中で、利用者さんに助けられて励まされて成長させていただきました。最初の1ヶ月は本当に苦しかったんですけれど、2か月、3か月たつにつれて、さらに利用者さんに励まされて、やっていきたいなという気持ちが強くなっていきましたね。

【介護職を目指したきっかけ その2】

小川)そうでしたか。すこし前の話に戻りますが、大学で精神保健福祉の専門課程を卒業すると、精神病院などに就職される方が多いんですか?
大森)そうですね。でも今は支援センターなどでも精神保健福祉の知識を持った人の需要が高まっています。認知症も精神病分野の病気ですし、利用者様の中にもうつ病を患っている方がいらっしゃいます。そういった中で私の知識も無駄にはならないのかなと思います。逆にうつ病の患者さんがだんだん歳をとって介護を受けるようになることもありますし。実習で精神科病院に行ったときに、75歳をすぎて動けなくなった方をそのままなにも言わずに老人施設へ入れたりする現状を目の当たりにしました。そうすると全く知識のない介護現場の方は不安だと思いますし、本人も不安だろうと感じました。これからは団塊の世代の方たちが高齢者に入ってくる時代なので、私たちのような知識を持った人の需要はますます増えてくのかなって思います。

小川)なるほど。精神保健福祉士の学校に行こうと思ったのはなぜですか?
大森)実は私が高校2年生のときに、友達が自殺してしまって。とても仲のいい友達だったので、とてもショックでした。私になにかできることがあったんじゃないかと。別に治してあげたいっていうのではなくて、もうちょっと寄り添う方法とかあったんじゃないかとか。そういうことを子供ながらにすごく考えて。自分が関わる上で何をすればよかったかを学びたいなと思ってその大学に入りました。

小川)そういうきっかけがあったんですね。仲の良いお友達だったんですか?
大森)そうですね、友達というか先輩なんですが。先輩の方が先に社会人になって、いろいろ社会のルールとか、そういったものの中で悩んでいたみたいです。私もメールとかはもらっていたんですが、その時は私は高校生活が楽しくて、邪険というわけではないんですが、後回しにしていた部分があったんです。その後、ご家族から電話があって。亡くなりましたって。そうなるとやっぱり自分を責めましたし、周りもなんで何にもしてあげられなかったんだろうってすごく悩みました。でもやっぱり現実的には何していいかわからなくて、じゃあ自分が勉強しようと思いました。

【介護職を目指したきっかけ その3 学生から時代のこと、そして介護へ】

小川)それで、大学を選んだんですね。そして、大学を卒業されて、社会人になられるときにご結婚されて、新潟に来られて、で、お婆さんの病気をきっかけに介護の世界に?
大森)はい、おばあちゃんの病気の時期にじいちゃんもちょうど死んだというのもあります。

小川)そうなんですか、同じような時期に?
大森)そうですね、私が結婚する前に亡くなってしまったんですが。じいちゃんに何もしてあげられなかったので、おばあちゃんには何かしたいなって思っていました。社会人にもなったし、お金にも余裕ができたから、一緒に旅行に行ったりしようって思ってた中で、あっというまに突然倒れて歩けなくなって寝たきりになっておむつになってしまって。あのばあちゃんが何でと思いました。まだ83歳だったですし。

小川)83歳って若い方ですよね。
大森)そうなんですよ。今の83歳って普通に走れますからね。なので、とてもショックで。それで結婚して、義理のおばあちゃんは自分のおばあちゃんより10歳上で、それこそ要介護4なんです。なので、逆に、チャンスだなって思っています。おばあちゃんにできることを他の人にできないわけないし、おばあちゃんにできないことを他の人にできるわけないって思いました。勉強のためもあって介護の世界に入ったんですが、もう入ってしまったらのめりこんでしまいました。ほんとに利用者さんたちが温かく迎えてくれるので。びっくりすることもありますし、大変なこともありましたけど、それでも利用者さんに支えられてここまで来たかなと。1番辛いときに利用者さんがそばにいてくれて普段は全然喋れない方が一言ありがとねって言ってくれたり、ジェスチャーで伝えてくれたりするのがとても励みになりましたね。やっててよかったと思います。

小川)辛いっていうのは利用者さんに対する仕事のつらいってわけじゃなくて、まったく違うところで?
大森)なんていうんですかね、やっぱり、理想と現実というか。学校で勉強してきただけじゃ分からないものもありますよね。トイレ誘導やオムツ交換も正直授業でちらっとやっただけだったので、やっぱりうまくできなくて。利用者さんが暴れたり、声が出たりして。なんでうまくいかないのかなとか、私じゃなくてうまい人がやった方がいいんじゃないかって自信をなくしてた時に、利用者さんからの言葉にすごく励まされました。

小川)経験をつみながら自信をつけていったんですね。
大森)そうですね。この会社は最初からいろいろやらせてくれたのでよかったと思います。知識がない段階でも、まず一緒にやってみよう、取り敢えずやってみてからわからないことは質問しなさいという感じです。私は相談員も最初の頃から実務をやらせてもらえました。ほんとに手さぐり状態でしたが。いい指導者というか、いい人に巡り合えました。


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